泉涌寺(せんにゅうじ)に行って来ました。真言宗泉涌寺派の総本山の寺院であり皇室の菩提寺として御寺(みてら)と呼ばれています。
事前予約でプライベートプレミアム拝観というプランで参拝しました。僧侶の案内のもと、舎利殿や霊明殿など普段は入れない所や写経体験など約2時間のコースです。
大門で僧侶と待ち合わせ、左側に「楊貴妃観音堂」があり、中には日本一美しいとも言われ「美人祈願」として有名な「楊貴妃観音像」が安置されています。(写真はNG)。口元にあるヒゲのようなものは説法している様子を表現しているのだとか。美人にヒゲがあるのはどうなんだろう?と思いましたが、説明があると、なるほど~となります。楊貴妃像の左右にある羅漢像は玉眼ですが楊貴妃像は玉眼ではありませんでしたが、近くで見るとしっかりとした目が見えます。
門の右側は受付とトイレですが正直あまり綺麗ではありませんので特に女性の方は先に違う所で済ませた方がいいかもしれません。最近の有名な寺院は綺麗なトイレが多いのでちょっと残念ですね。
仏殿の中にある三世仏は、かの有名な運慶の作とのこと。
〇三世とは~過去(釈迦)・現在(阿弥陀)・未来(弥勒)のことで三世仏は三世にわたり平和と幸福を祈るための仏像とのことです。
ちなみに仏殿にある畳の椅子の縁は九条紋でした。
普段非公開の舎利殿にはお釈迦様の「歯」が奉安されていています。説法をした口に近い舎利ほどご利益があり貴重なのだとか。(写真NG)
舎利殿の韋駄天像も楊貴妃像のようにお顔は現代風(中国風?)で面長でした。
天井の龍図は「鳴龍」としても有名で手を叩くと叩いた人に龍の鳴き声が聞こえるという仕掛けがあります。真ん中より端の方が大きく聞こえました。
霊明殿は歴代天皇の位牌を祀っています。中には聖徳太子の名前などもありました。普段は非公開で撮影も一切禁止となっています。中に入った途端空気が変わり時間が止まったような不思議な感覚になりました。
舎利殿と霊明殿ではご焼香をあげることが出来ます。
そして写経、精進料理を食べ、参拝の証明書を頂き、プレミアム参拝は終了となります。
撮影NGの場所は多かったのですが、それでも昔は100年に一度しか公開されなかったりしたわけですから、見れただけでも十分に満足でした。
是非機会があれば特別参拝をすることをお勧めいたします。